心と脳・・・

脳の働きが、心という現象をつくり出しています。

脳と心は一体であるといえるのです。

心として私たちが捉える感情も、知的な思考も、

全て脳機能によって生み出されています。

それゆえに、

脳機能に異常が生じると心の病や、コントロールできない精神的苦悩に至るのです。

心の問題は、精神力で解決するものではありません。

 

心と脳・・・

脳が正常に働かなくなるとき、

自覚が無くても、長期化している“ストレス”にさらされているのです。

特に、このストレスが、内在している“トラウマ”を刺激している時は

“心の病”へと進行するほど深刻なのです。

脳の機能不全を避けるためにも、自分に内在化しているトラウマを知る必要があります。

トラウマによるストレス反応は、脳内において内分泌系の反応が起こり、次に自律神経系の反応と続きます。

それは、脳内が過剰なストレスホルモンにさらされ、自律神経の乱れで身体反応にも異常が生じていることなのです。

それを避けるためにも、客観的に正しく自分自身の心の状態を知ることが、幸せな人生を送る秘訣ではないでしょうか。

 

心と胎内環境・・・

心の病の原因として、

胎児の時の母体からの影響も見逃せません。

母親が妊娠期間に、問題を抱え、悩んで苦しむことにより、

体内ではストレスホルモンが分泌されます。

その母体で生産されたストレスホルモン(コルチゾール)は、

胎盤を通じて胎児へと運ばれます。

胎児期にコルチゾールの濃度の上昇を経験すると胎児のストレス軸が変化して、

一生涯ストレスに対して過敏かつ過剰に反応するようになることがわかっています。

それによって、不安障害やうつ病、PTSDになりやすい傾向がみられるのです。

このような、ストレス反応の永続的変化は「HPAプログラミング」と呼ばれています。

*HPA軸とは、視床下部―下垂体―副腎皮質系の回路。ストレス刺激によってこの回路の活性化が上がり、コルチゾールの血中濃度が上がると、遺伝子段階で変化します。

 

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